だいぶ暖かくなってきて、春の陽気のおかげか、髪の毛も明るくしたいという方が増えてきたように思います。
そこで、今回はヘアカラーについてお話したいと思います。
アジャントトブログでも何度かカラーについてお話させていただいているのですが今回は【カラー剤によるダメージの違い】のお話です。
ajan-totoでカラーを繰り返してもダメージを感じにくい理由。
ajan-totoではグレーカラー会員制度があるのでまめにカラーリングされる方が少なくありません。
今回は詳しくはグレーカラー会員については説明しませんが、期間中なら何度も染めてもカラー代は無料(シャンプー・ブロー料金頂戴します)というサービスです。
なので、わりと、髪の毛を染めるサイクルが短い方もいらっしゃいます。
もちろん、サイクルが短いので、根本だけ染める方もいらっしゃいますが、毛先まで染める場合もあります。
ですが、毛先まで染める場合でも、ajan-totoではなるべく髪の毛に負担をかけない様に、心がけています。
具体的に何をしているかというと。
ajan-totoがカラーの時に心がけていること
なるべく髪の毛に負担をかけないようにajan-totoが心がけている事はカラー剤を髪の毛の状態に合わせて塗り分けるということです。
いっけん、あたりまえ??と思われるかもしれませんが、美容室の中でも、それさえしていないところもあるんです。
薬局で購入して家で染める場合も塗り分けなんて事はしないはずですし、そもそも塗り分ける技術・知識も必要なことなので難しいとおもいます。
なぜ、塗り分けが必要か!?
僕の書いた図で説明します。(マウスで書いているので超へたくそですいません)
新しく生えてきた根本の髪の毛は黒く(トーンが暗い)。
以前染めていた髪の毛は褪色(染めた色が落ちて明るい)して自毛よりも明るくなっている
このような状態に髪の毛がなっているとします。
単純に考えて、この色の差がある髪の毛を一種類のカラー剤で染めるのは少し無理があるんです。
なぜ、無理があるか、というお話をするまえに。カラー剤をつかってどのように髪の毛を染めるかを知っていないといけないので簡単に説明します。
細かい事ははしょっていきますね。
カラー剤の染まる仕組み(簡易版)
とても簡単にカラー剤で染める仕組みを書いてみます。
〇髪の毛の表面にあるキューティクルを開いてカラー剤が髪の毛の中に入り込む
↓
〇メラニン色素を壊して髪の毛を明るくする
↓
〇カラー剤の染料が発色する(カラー剤によってはメラニンを壊すのとほぼ同時に緩やかに発色)
大体こんな感じでカラー剤は髪の毛を染める仕組みになります。
この一連の流れを、言葉で説明すると。『キューティクルを開いて脱色と染色を同時に行っている』っとなります。
ここで、あれ??って思われる方は鋭いとおもいます。
すでに、明るくなている髪の毛(毛先)は脱色しなくてもいいのでは??って思いますよね!?
そうなんです、これこそが、カラーのダメージを抑える一番の方法である、塗り分けする理由なんです。
少し、説明するとカラー剤は2つのモノを合わせて使います。
美容室でカラーする時も市販のカラー剤でカラーする時も基本、染料の入っているカラー剤(1剤)+液体(過酸化水素)を混ぜて使用します。
この、2つの混ぜるものの濃度によってカラー剤はパワーがある(脱色力・発色力・キューティクルを開く力)ってことになります。
分かりやすくパワーと書きましたけども、【アルカリ】というのが脱色力・発色力・キューティクルを開く力には必要なんです。
そして、もうひとつの2剤はそのアルカリ(1剤)のパワーを増幅させるモノだと思ってください。
日本で使用できる濃度が6%なので、ほとんどのお店では6%を使用していますし。薬局で販売しているカラー剤はほぼすべて6%です。
上のことを踏まえて分かりやすく数字を使ってたとえると。
※分かりやすく自分で数字をつけているだけです。割合の関係で見てください
カラー剤のパワー=アルカリ×過酸化水素濃度となります
普通のカラー剤のアルカリを10とし。過酸化水素の6%を6とすると【10×6=60】になります
では、そこまでパワーのいらないカラー剤(脱色力の少ない)で十分な場合はこうなります。
弱いカラー剤(低アルカリ)アルカリが半分で5として。過酸化水素濃度が半分の3%とすると【5×3=15】になります
実際はこんな簡単な計算ではなくって、もっと科学的で繊細な計算になると思いますが分かりやすく、パワーが半分の一剤と2剤を使い分けることで髪の毛のダメージが少なくって済むという事を伝えたいんです。
さらに、ajan-totoではカラー剤のアルカリが入っていないタイプのカラー剤と過酸化水素が2%という上で説明した過酸化水素濃度よりもさらにやさしいものもつかっています。
ここで、疑問。そんなに使い分けだけでダメージが少なくなるなら、どこの、美容室でもやってるんでは!?と思うでしょうが、実際はそんなことないんです。
なぜ、なら。塗り分けにもデメリットもあるし。たとえば、在庫増えるなど。
後は、弱い薬剤使うとムラに対応できないといったデメリットもあります。
そこら辺は、技術的専門的になってしまうので省きますが。
なので、実際は塗り分けあまりしない(してもそんなに細かくしない)でパワーのある薬剤で時間でごり押しパターンが多いように感じます。
なにが、いいたいのかというと。お客様がおうちで染めているカラーとajan-totoで染めるカラーの違い。
もっと、いうと、他の美容室で染めるカラーの違いとajan-totoのカラーの違い。
ただ、一色に染めるだけっていっても、ダメージのことを気にするのとしないのではこんなにも違うということをお知らせしたかったんです。
カラー以外にも、ajan-totoでは様々な”こだわり”がありますので詳しく知りたい方はスタッフまで尋ねると、嬉しそうにお話をすると思いますので是非聞いてみてください。
では、今日はこの辺で