こんにちは。スタイリストの神長倉です。
ジメジメする梅雨時期、髪の毛にとってはやっかいな季節。
湿気が多くクセ毛で悩んでる方が多いのではないでしょうか?
初めてお店にいらして頂くお客様の来店理由としても多いクセ毛の悩み。
クセの有無に限らず、カットの原理は基本的には変わりませんが、
僕個人としては特に、クセのある方のカットはメリハリと質感調整が大切じゃないかと思います。
例えばショートヘアの場合は、クセがあると広がりやすいので、
よりメリハリを意識して襟足や耳周りを締めるように切る必要があります。
場合によっては襟足は刈り上げるぐらいも必要で、刈り上げって言葉だけ聞くと、
攻めた感じがするかもしれませんが、バランスと馴染ませ方によっては意外とそんなこともなかったりします。
例えば、こちら。全体の形は近い雰囲気ですが、襟足が刈り上がっていても案外自然じゃないでしょうか?
質感調整は、先ほどの広がるっていうのとメリハリっていう部分にもつながりますが、
可能な限り極力クセがある部分を無いものとして考える、もちろんすべては切れませんが、
ヘアスタイルに影響しない部分を切ってしまうということです。
広がりやすい部分は根元から削いだり、
顔周り、生え際はクセが出やすいので、必要に応じてしっかり切り込む。
この削ぎと切りこみが甘いと、クセが変に残ってしまってメリハリがなくやぼったくなりがち。
そこを自然になじむように切り込めるかどうかがクセ毛のカットのポイントではないかと思います。
もちろんカットですべてが解決できる訳ではないので、
必要であれば縮毛矯正などでクセを伸ばすこともお勧めします。
さらに詳しくは直接ご相談下さい。
今回はこの辺で。