こんばんは。スタイリストの神長倉です。
以前、流行りの髪型についてブログで紹介させていただきましたが、
ここ最近の世の中の大きな流れとして、
去年の年末ぐらいから今年、現在にかけて、
『グレイカラーって流行ってるんですか?』
『いつまで白髪染めしないとダメかしら?』
というお客様からの問い合わせが、ちょくちょく増えてきているので、
この場を借りて今回はこの話題について少し説明させて下さい。
根本的に白髪染めを辞めるか、辞めないかに関しては、
辞めるべきではない、
と、これも以前、他のブログで説明させていただきましたが、
そこでの最終的な結論として、
染め方を見直しましょうと締めくくらせていただきました。
では、今回はその染め方について、もう少し掘り下げてみようと思います。
染め方見直すぞ!って意気込んではみたものの、
多くの方は、この問題に直面するはず、、、
途中経過はどうするのか?
履歴を関係なくチェンジ出来れば苦労しませんが、
特にしっかり染まってる白髪染めに関しては、染料が濃いのでほぼ100%その後のカラーに大なり小なり影響します。
元の明るさにもよりますが、一般の方がおおよそイメージする程度の明るさの白髪染めは、普通のやり方では、取り除け、、、無いんです。
普通のやり方以外で取り除く方法は?
これはおそらく2択しかありません。
切るか、ブリーチ剤を使うか。
これって究極じゃね、、、?
って思われたそこのあなた!
正解です。究極なんです。笑
ただし! この究極のやり方には、
直ぐに結果を追い求めるなら、
という補足があります。
切る、ブリーチと聞くと大概の方は、そこまでは、、、と、躊躇すると思いますが、
直ぐにではなく、
逆にじっくり、ある程度の期間、気長にやるのが、多くの方にとってより現実的ではないかと僕は思います。
履歴と長さ、元の白髪の量にもよりますが、
仮に肩上ぐらいの長さで、ある程度イメージできる明るさの白髪染めならば、
月1回来てもらったとして、僕なら長くても半年で大概は取り除けます。
ちなみに気長にというのは、
切ってしまえば単純になくなるので、たくさん長さを切れるに越した事はありませんが、
そこまでがっつり切らなくても、
最低限、取り除きながら伸ばすっていう選択肢は無しで、
月に伸びた分、欲を言えばもう気持ちプラスα切りながら染まってる部分を徐々になくしていくというのがまず一つ。
次に、ブリーチはします。
結局するんかーい!と突っ込まれそうですが、
ここで登場するのが、
部分的に明るくするハイライトです。
要は一色で全体にブリーチもりもり塗ってガンガンブリーチするんじゃなくて、
効果的に既に染まってる髪にブレンドして、だんだんと明るい部分を増やしていくというやり方で染めるんです。
ここで大切なのは、繰り返しにはなりますが、ブリーチといっても、あくまでもその場で結果を求めすぎない。
例えれば、髪の毛の表面に扉があって、その扉の向こうに、白髪染めっていう色素が詰まっているなら、
扉をちょっとだけ開ける、いや、叩くぐらいでも場合によっては十分なんです。
その時ガツっと明るくならなくても、次回来る時までの退色するスピードをコントロールするんです。
ちなみにブリーチにもいろいろ強さはあるので、必ずしもマックスの強さでハイライトを入れる必要はありません。
最後に。
そうは言っても、長さ切るし、結局ブリーチするんでしょ?って思われるかもしれませんが、
そうだったとしても、ここまでの話はそう、
過程にしか過ぎない、、、
んです!!
最終的なゴールはその先!!! !
明るくしたい、切りたくない、痛ませたくない、、、
アレもコレも叶えたい!という気持ちもよくわかりますが、
一つを叶えるために、一時犠牲になる部分がある。
これだけは避けられないんです。
再び、ただし!!!笑
そう、忘れないで欲しい、、、
その犠牲は一時という事実を!!!!!
ある一定期間を過ぎれば、
髪の毛?伸ばせばいいんです!!!
ブリーチ???もう必要ないでしょ。
変化をさせる期間の一時の必要なリスクである事。
どうか、ご容赦ください。
髪の毛は伸びますので。
今回も長くなりましたが、さらに詳しくは、直接ご相談ください。
今回はこの辺で。